徹底検証!通信制高校に通いながらアルバイトでもできるの?

高校生になると欲しい物が増えるし、友達づきあいでもお金がかかります。

そのためにバイトをしたいと考える人が多いのではないでしょうか。

また、最近は家庭の事情で、自分も働いて親を助けたいという人がいるかもしれませんね。

今回はこ通信制高校に通いながら、アルバイトができるかどうかを徹底的に解説していきます。

勉強とバイトの両立は可能か?

結論からいっておくと、通信制高校での勉強とアルバイトとの両立は難しいことではありません

実際通信制高校に通いながら両立してアルバイトをこなす生徒はとても多く、全体の3~4割にも上ります。

学費を稼ぐため、お小遣いを稼ぐため、時間が有り余っているからなど動機は人それぞれでしょう。

入学時の面接でもアルバイトをしているか、もしくは入学後にする予定はあるのか聞かれるほどであり、学校側もアルバイトを強く推奨しています。

アルバイトができないほど勉強が負担になることはありえません。

また、アルバイトだけで学費を賄っていくことも充分可能です。

特に、公立なら1年で10万円程度の学費で進学できるところが多くて、両親に頼らず、自力でも十分に稼げる金額なので、経済的な事情で進学を断念した方にもおすすめです。

勉強とアルバイトを両立させるためのコツ

勉強とアルバイトを両立させるためのコツとしては、いきなりがっつり重めのアルバイトをするのは避けた方がよいということです。

いきなり負荷をかけ過ぎてしまうと、時間のやりくりや体力的な問題が発生し、勉強とアルバイトの両方が上手くいかなくなるリスクがあります。

まずは、短い時間や週の出勤日を少なめにして、アルバイトが勉強にどんな影響を与えるのかを体感してください。

働いてみないと気付けない点が出てくるはずです。

仕事に慣れてから少しずつシフトを増やしていってくださいね。

そして自分にとって大事なことは何かを明確にすることです。

学校に行きながらアルバイトをしていると、人によってはお金が稼げるためアルバイトに比重を置いた生活に偏ってしまうことがあります。

そのため、自分が何のために通信制高校に通っているのかを明確にし、それを邪魔しない範囲で働けるアルバイトをするのがよいです。

無理をせず、大事なことを忘れないように働ければ、学生時代ならではのよい経験となるでしょう。

通信制高校の勉強レベルや内容、勉強時間は?

アルバイトと両立するにあたって通信制高校の勉強レベルがどのくらいか、また内容、勉強時間はどれほどなのか気になってる方も多いでしょう。

基本的に通信制高校でも、全日制高校でも授業内容などは大して変わりませんが、やはりアルバイトをするなら、空き時間が多ければ多いほどよいものですよね。

勉強レベルはどのくらいか

通信制高校の勉強レベルは公立・私立やコース選択などによって大きく異なります。

まず、公立高校の場合、週1〜2ほどの登校日が定められていて、そこでは単位取得に必要なレポート提出に沿った内容の授業が行われることが一般的です。

レポート自体は決してレベルの高いものは求められませんが、よく言われているような、通信制高校では中学レベルの勉強しかしない、ということはありません。

授業は全員一斉に行われるので、自宅でしっかりと予習をして、わからない点を明確にした上で積極的に質問するといった姿勢が求められます

私立通信制高校の場合、勉強のレベルは千差万別です。

私立校は少人数制をとっている学校が多く、生徒のレベルに合わせた授業が行われることが多いです。

学生のレベルや希望によって大きく授業内容、レベルが変わるというのが私立の特徴といえます。

1日の勉強量は?

勉強時間は多いに越したことはありませんが、ここでは卒業後の目的別に勉強時間の目安を考えてみましょう。

いうまでもありませんが、通信制高校を卒業してから大学進学を目指す場合は、必然的に勉強時間が長くなってしまいがちです。

それでは、ケース別の目安勉強量を見ていきましょう。

就職する場合

就職を考えているのならば、自宅での勉強は高校卒業に必要な内容に絞って行うだけで構いません。

通信制高校のレポートはテストのような形式になっていることが多く、テキストを見るなどして空欄を埋めていく形で作成します。

一般的にレポートは1ヶ月で5〜8通程度の提出が求められます。

仮に8通だとした場合、週に2本。1本あたり2時間かかると考えると、単純計算で週に4時間程度が最低限度必要な自習の時間といえます。

卒業だけを目指すのであれば、朝から晩まで勉強しなくても問題ありません

しっかりと自習できれば、サポート校などを使わなくても卒業できるはずです。

空いた時間でアルバイトをしたり、資格の勉強をしたりして、就職が有利になるような時間の過ごし方をするとよいでしょう。

進学する場合

大学進学を考えている場合は、上記の勉強に加え、大学入試対策を追加して行わなければなりません。

しかし、入試を突破するための勉強は独学では難しいもの。

そのため予備校やサポート校を併用し、専門的な勉強を行うことが必須といえるでしょう。

ポイントとしては、目指す大学のレベルによって勉強時間は変わってきますが、通信制高校を卒業するためのレポートだけでは大学入試突破に必要な学力を身につけることは難しいという前提があります。

学力の底上げのため、毎日かなりの時間を勉強に費やす必要があると考えておきましょう。

通信制高校生はバイトする時のポイント

いざアルバイトを始めようとしても、そもそも通信制高校生がバイトに受かるのかという心配を抱えている方も少なくないでしょう。

むしろ時間的に余裕があり、学校行事などで休むことがない通信制高校生は歓迎されます。

正社員と違い、アルバイトはいつでも人手不足なのです。

また、誤解されやすいのですが、通信制高校生は、高校生不可のアルバイトにでも応募できます

高校生不可は試験勉強や学校の行事で休まれると困るという意味が強く、時間の融通が利くことをアピールすればすんなり面接に通るケースがほとんどです。

若さや経験の浅さを懸念して不可にしている職場ならしっかりと18歳未満不可と書かれているはずですから、高校生不可を気にする必要はありません。

バイトをするメリットは?

バイトをするメリットとしてはまず、お金が稼げるということです。

アルバイトをすれば給料がもらえます。

もらったお金は学費に充てたり、自分の趣味に使ったり、将来のために貯金をすることが可能です。

通信制高校の学費は公立だと年10万円程度、私立だと20~50万円程度なので、バイト代だけでまかなうこともできます

自分の趣味に使う場合、全日制高校に通う人よりも働ける時間が長く稼げる金額が多いため、より趣味を充実させることが可能となるでしょう。

また生活リズムが安定するということもメリットの一つです。

働く時間が決まっていると、生活リズムが安定します。

自由な時間があるとつい不規則な生活をしてしまうと言う人は、リズムが整うだけでなくお金も稼げて一石二鳥。

逆効果には要注意

ただし、不規則なシフトのアルバイトだと逆効果になってしまうので注意してください。

特に夜遅くまでのアルバイトには要注意です。

あまりにも夜遅くなってしまうと、体中の生活リズムが乱れてしまったり、次の日の勉強に影響を及ぼしたりするなどの悪影響があるので、なるべく夜の勤務を避けたほうがよいでしょう。

また、高校生であってもは働いている地域の最低賃金が適用されるので、バイトをはじめる前には一回確認しておいたほうがよいでしょう。

通信制高校生のオススメのバイト先

通信制高校に通いながらバイトをするなら、以下のようなバイト先がおすすめです。

これらの職場は、時間の融通が利いてシフトにたくさん入れる人材を募集しているという共通点があります。

コンビニの店員、ファストフードの店員、ファミレスの店員、スーパーの品出し、工場の作業員、引っ越し会社の従業員、ドラッグストアの店員、喫茶店の店員などです。

またバイトに受かるためのコツとしてはまず、学歴は正直に伝えることです。

通信制高校に通っていることを恥ずかしく思っているとしても、正確に伝えなかったりごまかしたりするのはNGです。

ましてや学歴を詐称するなんてことはとんでもありません。

アルバイトなら合否に学歴はほとんど影響しませんから、自信をもって正確な事実を採用担当者へ伝えましょう。

まとめ

このように、通信制高校では勉強とアルバイトを両立していくことは十分に可能となっています。

そして、アルバイトだけでなく、フルタイムの仕事をしながら両立している人もいるのです。

しかし、大学進学を考えている方は勉強とアルバイトを両立するのは不可能ではありませんが少し大変でしょう。

通信制高校は、自己管理が必要となるものの、収入を得ながら高卒を目指したいという人にとっては、安心して学生生活を送ることができる方法として本当におすすめです。

なお、登校日数などについては、各学校のコースによって違ってくるので、気になる学校の資料などでしっかり確認しておくようにしましょう。

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