私立通信制高校の学費を徹底比較!学費の安い私立通信制高校ランキング

一口に「通信制高校」とはいっても、あまりピンとくるものではないですよね。
自分自身を含め、周りに通信制高校に通っている人がいなければなかなか知っているものではありません。

そんな右も左もわからない状態から通信制高校を探すのは時間と手間がかかります。
進学先を探すにあたってやはり気になるのが学費

そこで、
「通信制高校ってどれくらい学費が掛かるの?」
「通信制高校ってどんな教育をしてるの?」
といった疑問や不安を一気に解決する、通信制高校の学費を中心に徹底比較
学校の特徴を紹介しつつ、ランキング形式で紹介します!

そもそも通信制高校とは?

そもそも通信制高校とはどんな学校のことを指すのか、説明できる人は少ないと思います。
現在、高校生の20人に1人が通信制高校に通っている時代だといわれています
逆に言うと、高校生の95%が全日制か定時制の高校に通っているのです。

そんな時代のため、通信制高校は大半の学生からしたら無縁ですし、仕方がないことなのかもしれません。
その背景を踏まえ、まずここではその通信制高校の定義からお話ししていきます。

通信制高校の定義

通信制高校とは、「通信を用いた教育を行う機関」のことで、卒業をすると「高校卒業」の資格を得られます
いわゆる学歴は全日制や定時制と同じですね。

全日制や定時制高校との大きな違いは登校のスタイルです。
全日制や定時制では学校側が時間割を設定し、それに従って通学をする、というスタイルが一般的。

しかし通信制高校では学校によって週何回通学するかを自分で決められる学校があったり、勉強合宿に参加することで卒業のための単位を得られたりする学校もあります。
登校のスタイルは学校によって多様です。
自分に合った登校スタイルを選べるのは通信制高校の良い点です。

卒業に必要な単位は主に以下のとおりです。

・レポート
・スクーリング(面接指導)
・テスト

これらを通じて単位を取得し、卒業までの時間を過ごします。

どんな人が通う?

では、通信制高校にはどんな人が通っているのでしょうか?
通信制高校には何らかの事情で高校を中退した人やすでに働いている人、学業の成績が振るわず全日・定時制高校での卒業が困難な人が通っています

また、スポーツと学業を両立したい人や、不登校に悩む学生も通信制高校を利用するようになりました。
芸能活動をしながら高校卒業の資格を取るために通っている芸能人もいます
通信制高校のニーズはどんどん広がってきているのです。

通信制高校の学費システム

公立通信制高校

通信制高校の学費は、全日・定時制高校の学費とはちょっと違うシステムで算出されています。
公立の通信制高校は「入学金」、「授業料」、「諸費用」の3種類に分けられます
ちょっと特殊なのが授業料。
公立の通信制高校の授業料はその人が受講する単位数で計算されるのです。

つまり、「1単位あたりの受講料×受講単位数」の積が授業料となるのです。
通信制高校ではその年に履修する単位数は本人にゆだねられている場合が多いので、人によって学費が変動するということですね。

しかし良くも悪くも公立は公立。
卒業に必要な単位数が同じであることを考えると、最終的には各都道府県の学費はほぼ同じと言っていいでしょう。

私立通信制高校

私立の通信制高校もシステムは同じであるようです
しかし値段は公立とは桁違い

それでは本題です。
公立と比べると学費が高い私立の中で、本当に学費が安い私立の通信制高校はどこなのか?
徹底的に比較し、ランキング化したのでご覧ください!

第5位:第一学院高等学校

第一学院高等学校は日本全国に校舎を展開しています。
なかでもMobile High Schoolと呼ばれる通信コースが第一学院の中でも断トツの安さを誇ります。

このMobile High Schoolは「ネット上で、好きな時に好きな場所で学ぶ」というのをテーマに教育を行っています。
集団での学習が苦手だったり、学業以外の活動が忙しかったりという人におすすめするコースですね。

ではそんな第一学院高等学校。気になる学費の発表です。
第一学院高等学校の1年間の学費は31万円
学校には通わず、インターネットを利用した教育を実践しているからこその学費だといえるでしょう。

第4位:ルネサンス高等学校

こちらも日本全国からの入学が可能なルネサンス高等学校
ルネサンス高等学校の魅力は学費の納入方法です。
通常、学費の納入というものは一括で行われるものですが、ここは違います。

ルネサンス高等学校には「学費サポートプラン」というものが存在します。
このプランによって学費を分割して支払うことを可能にしたのです。
学びたいことがあって通信制高校に行きたいけど経済的に困難…
そんな人も学べる、とても魅力的なサービスですね。

それではそんなルネサンス高等学校の学費はいくらなのでしょうか?
ルネサンス高等学校の学費は1年間で30万円
5位の第一学院高等学校より1万円安くなっています。
この値段で分割の支払いが可能ならば、学びつつアルバイトをして自ら学費を稼ぐこともできるでしょう。

第3位:ヒューマンキャンパス高等学校

第3位にはヒューマンキャンパス高等学校がランクインしました。
この学校の魅力は専門課程の多彩さにあります
なんと高校の学習と並行して20分野・70職種に渡る専門学習ができるのです。

また、入学前の不安を払拭するためのカウンセリングや就職や学費に関しての特別カリキュラムなどがあり、入学をするにあたっての不安をほとんど無くすことができます。
学業と両立して専門的な勉強をしたい!という人にはおすすめの通信制高校ですね。
「でも、そんなに専門課程を開講していたら学費も高いんじゃないの?」
と思う人もいると思います。それでは気になる学費を紹介します。

ヒューマンキャンパス高等学校の学費は1年間で約29万円
これだけ充実したコースがありながら30万円を切ってくるのです。
なにか没頭したいことがうっすらとでも見つかっている人にはこのヒューマンキャンパス高等学校をおすすめします。

第2位:N高等学校

ん?頭文字だけ?と、一瞬違和感を抱いた人もいるかと思いますが、これが正式名称です。
N高等学校は出版や映画、ウェブサイトの運営で有名な株式会社カドカワとIT企業であるドワンゴが運営している学校です

この学校ではオンライン授業を中心として、教育を進めています。
N高等学校の魅力は「最先端の教育」。
学校自体が2016年に開講したばかりで、とても新しい学校です。
加えてウェブサイト運営に定評のあるカドカワとIT企業のドワンゴが共同で運営していることもあり、オンライン教育ツールの低コスト化を実現しました。

登校日数も最低4泊5日の合宿で、圧倒的に少ない登校日数での教育を行っています。
またN高等学校ではオンラインコミュニケーションツールを利用して同級生と一緒にホームルームを受けたりでき、自宅にいても学校にいる気分になれるのです。
かといって通学をしてはいけない、ということでもありません。

2017年には従来のネットコースに加え、通学コースも開講しました。
最先端の教育を先生から直接受けることが可能になったのです。
技術力にものを言わせ、最先端の教育を実現しているN高等学校。

学費はなんと1年間で約25万円
3位のヒューマントラスト高等学校よりも4万円安い学費となっています。
他校を凌ぐ圧倒的な技術力がこの学費の低価格を実現しているのでしょう。

第1位:鹿島学園高等学校

栄えある第1位に選ばれたのは鹿島学園高等学校。
ここは全日制高校が運営している通信制高校として有名です
日本全国300か所にキャンパスを構え、全国各地からの入学を可能にしています。
鹿島学園高等学校の魅力は「融通が利く学び方ができる」というところです。

登校日数を完全に生徒が選び、自由な学び方をしながら高校を卒業することができるのです。
鹿島学園高等学校は全国展開をしているということもあり、課外活動も盛んに行われています。

学校行事や校外活動が豊富にあり、他の定時制高校ではなかなか味わえない「青春」を感じることができます。
これは全日制高校が運営しているおかげなのかもしれませんね。

もう一つの魅力は「学寮」です。
鹿島学園高等学校には、毎日食事のついた学生寮もあります
24時間常駐している管理人の存在や、家具が備え付けられていることが嬉しいポイント。
「家を出たい」と考えている人には願ったり叶ったりの設備ですね。

この学生寮の存在が、鹿島学園高等学校での高校生活をより安心できるものにしています。
設備も充実し、一番全日制に似ている高校生活を送ることができるのが鹿島学園高等学校であるように感じます。

では、そんな鹿島学園高等学校の1年間の学費はいくらなのでしょうか?
鹿島学園高等学校の1年間の学費は約19万円
なんと、20万円すらも切ってくるのです。
おそらく日本全国どこを探してもここまで安い学費で運営している学校はないでしょう。
このランキングでも他校を寄せ付けないレベルで第1位を勝ち取りました。

通信制高校で実りある学びを

いかがでしたか?

先程の学費をランキングをまとめると以下の通りです。

1位 鹿島学園高等学校 19万円/1年間
2位 N高等学校 25万円/1年間
3位 ヒューマンキャンパス高等学校 29万円/1年間
4位 ルネサンス高等学校 30万円/1年間
5位 第一学院高等学校 31万円/1年間

これら5つの私立通信制高校のやっていることや魅力はそれぞれです。
もちろん学費の安さは重要なポイントの一つですが、それだけでは決めないでください
もしこれでも環境的に厳しいというのであれば、公立の通信制高校に通うという手段も残っています。

私立・公立問わずそれぞれの学校の長所・短所をよく調べましょう。
そして、自分がやりたいこと、両立したいことなどの事情に合った通信制高校を選びましょう。そうすれば、明るく楽しい高校の学びが見えてくるかもしれません。

通信制高校への進学を考えている人はこのランキングを参考に、楽しい通信制高校選びをしてみてください。

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