通信制高校からの就職は不利?就職状況や成功ポイントを徹底分析!

「就活」というワードを聞いて気が重くなる学生は多くいます。
通信制高校に通う学生にとっても、大きな困難として立ちはだかる「就職」。
実際に、「通信制高校からの就職って困難なの?」「不利って本当?」といった学生の声は多いですよね。
また、中には「通信制高校だと面接で悪い印象がつきそう…」「就職できないのでは」といった不安を抱えるケースも少なくありません。
今回は、そんな悩める学生やその両親の方々向けに、通信制高校からの就職の現状や有利に就活を進めるためのポイントのいくつかを詳しくご紹介します。

通信制高校からの就職状況

まず、実際に通信制高校からの就職の現状を分析していきたいと思います。
結論からいいますと、通信制高校からの就職は「不利な場合もある」という状況は明白なものなのです。
実際に、文部科学省が発表している平成30年版学校基本調査によると、平成29年度の通信制高校の卒業生数は53,552人となっており、就職者がそのうちの10,505人となっています。
つまり、だいたい20%の卒業生が就職している状況です。
また、それ以外には大学進学や専修学校専門課程進学や公共職業能力開発施設等入学者などがいます。
このように見ると、就職が不利ということではないように感じるでしょう。
しかし、これら以外にも上記以外のものや卒業進路が不明といったフリーターやニートになる卒業生も少なくありません。
そのためこのようなケースも含めて考えると、通信制高校は就職に不利になる可能性があるということなのです。

通信制高校からの就職率が低い原因

ではなぜ、通信制高校からの就職は困難になるのかその理由を分析していきましょう。
ここでは大きく分けて2つの理由をご紹介します。

偏見

通信制高校からの就職が不利になる大きな理由の一つが「偏見」です。
実際に面接の際に、辛辣な言葉を浴びせられた人もいます。
偏見には以下のようなケースがあります。
・ 通信制高校って、苦しい環境が耐えられなくて逃げたやつの集まる場所でしょ?
・ 社会に出たらストレスなんて毎日溜まるから、メンタル弱くて通信制高校行った人雇っても、すぐ辞めてしまわないか不安
・ 通信制高校通っている子って元気がないイメージなんだよね。
残念ながら、このような偏見はまだまだ社会に残っているのです。
本来だったら、全日制高校と通信制高校、どちらの卒業資格にも同じ高校卒業という価値があるはずです。
しかし、偏見によってその価値に差がつけられているのです。
また、年齢層が高い世代にとってはまだこのイメージが色濃くあります。
そのため、その世代が管理職となっている現代では、通信制高校からの就職が不利になるとも考えられます。

学歴フィルター

学歴によってその人物を判断する、という学歴フィルターも通信制高校からの就職を困難にする要因のひとつです。

学歴フィルターは古くから日本社会にある暗黙の制度です。
現在では緩和されてきているように思われていますが、企業によっては学歴によって面接など、自分を知ってもらうような機会ももらえないまま脱落してしまうこともあるのです。
そのため、通信制高校から就職する際、フィルターによって跳ね除けられてしまうこともあります。

通信制高校で高卒資格を取る価値は大きい

先に説明されているように、就職率が比較的に低いなら通信制高校に通う意味はあるのか疑問に思うかもしれません。
しかし、高卒資格を持っている意味や価値は想像以上に大きいのです。

高卒資格取得のメリット

では、具体的に高卒資格を取るメリットを解説していきます。
第一に、大学受験には高卒資格が必須です。
大学卒であるとやはり就職先の選択肢など将来の幅が広がっていきます。
大手の会社など有名企業に就職したいといった希望を持っている方にはなおさらです。
現在の日本では、まだまだ学歴フィルターが就職の際に色濃く残っているので、大学卒であることは就職に大きく影響します。
また通信制高校では、ただ単に高卒資格をとれるだけでなく、将来へのサポート制度が整っているので、就職にも大きなメリットになるでしょう。
次に、これはメンタル面でのメリットになりますが、自信が持てるということです。
もちろん、中卒の方でも自信を持っている方もいます。
しかし、やはり中卒だと就職の際に「話にならない」「使えない」といった辛辣な言葉をもらうこともあります。
そのため、高卒資格を持っていることで、今まで以上に自信を持って就活を進めることができるでしょう。

通信制高校卒がプラスになることも

通信制高校を卒業したことによって、就職に有利になるケースもあります。

決してデメリットだけではないのです。
通信制高校の卒業率を見ると、公立私立どちらも10%〜30%となっており、簡単には卒業できないようになっています。
しかし、この数値を見た際に「留年率が高いからじゃない?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
安心してください、そんなことはないのです。
留年率は高くて28%に留まっており、大体がこの数値以下です。
つまり、通信制高校の卒業生は、どのような点を努力したのか、どのように勉強のスケジュールを立てたのかを効果的に伝えられれば、就職にもプラスになるでしょう。

通信制高校卒業後の就職を有利にする方法

ここでは、通信制高校卒業後に就職するために方法として、その後の有効的な進路や就職を成功するための方法をいくつかご紹介していきます。

就職に役立つ資格の取得

通信制高校の授業や科目では、簿記検定英語検定秘書検定など就職に役立つような資格の取得をサポートするものがある学校もあります。
また、国語や数学といった普通科目以外にも専門授業という括りで、資格取得講座を開講する学校もあるのです。
このような資格を取得することで、専門的な職業への就職を優位に進めることができます。
通信制高校のキャリアサポートを通じて、自分の興味にあった資格を習得するといいでしょう。

アルバイトや職業体験などで社会経験をする

通信制高校の特徴として、登校日数が全日制の高校に比べ、少ないという点があります。
この特徴を生かして、アルバイトや職業体験などを通じて社会経験をすることで面接の際に自分が頑張ったことや工夫したことなどをアピールすることができます。
そこでビジネスマナーなどを覚えれば、企業側から求められるような人材になることも可能なのです。
また、企業インターンなどで実践のビジネススキルを学ぶことも効果的でしょう。
通信制高校は、自分のやる気と意思次第でどこまでも活動範囲を広げることができます。
このようなメリットを生かして企業側に自分の経験を訴えることで、就活を成功することができるでしょう。

専門職の知識や技術を学ぶ

先ほど説明したように、何かと両立できる柔軟性を持った通信制高校では、専門知識や技術を学ぶ技能連携校や高等専修学校への通学との両立を可能にします。
美容、看護、ファッション、プログラミングなど専門的な知識や技術などを身につけ、手に職をつけることも可能でしょう。
もちろん、美容師や調理師などの国家資格を必要とする職業に就くことも可能です。
その一方で、通信制学校で高卒資格も取れるので一石二鳥といえるのではないでしょうか。

面接を有利にするために必要なこと

通信制高校を卒業し、面接を有利に進めるためには必要な準備や考えておくべきことがあります。
重要な点は、2つです。

1つ目は「通信制高校を選択した理由を明確に説明すること」です。どんな背景があって通信制高校への進学を選択したのかということをしっかり伝えられるように準備をしておきましょう。

2つ目は「通信制高校に通う中で学んだことや成長したことをアピールすること」です。全日制高校とは違う、通信制高校での生活で何を学んだのか、どんな強みを持つことができたのかを説明しましょう。この強みは確実に武器になります。

人間は必ず一度は失敗をします。
しかし、そこから学び、工夫して解決・克服していったかのプロセスや結果が重要なのです。
自分のコンプレックスを長所として逆手に取ることで、自分の強さと戦略性をアピールできれば、企業には魅力的な人材に見えるでしょう。

つまり、就職を有利にするためにはどんな目的に向かって頑張って、成長したのかといったことや何をしたかった通信制高校に入ったなど目的や将来のビジョンを持つことが重要なのです。

通信制高校で就職を成功することはできる

通信制高校卒業後、一般的に就職は大きな壁になります。
数値的にみれば、通信制高校からの就職は不利になってしまうかもしれません。
しかし、少々不利な環境の中でどのように行動するかによって、就職を成功することも可能なのです。
そのために、自分にあった通信制学校や専門学校とのダブルスクールなどを将来のために何が必要かを考え、計画的に進めましょう。
そうすれば、明るい未来があります。
自分の選択に自信を持って、行動していきましょう!

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