ファッション・デザイン専門の通信制高校を厳選紹介

洋服などの服飾に興味があり、買い物やおしゃれが大好きといった方で、将来はファッション業界で働きたいと考えている方は多いです。

この記事ではそんなファッション業界を目指す方におすすめの将来ファッション業界で活躍することができる通信制高校をご紹介していきます。

現在ファッション業界で活躍する方の中にもファッション専門コースがある通信制高校を卒業した方は少なくないので、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

ファッション関係の仕事の種類は?

映画やドラマの舞台としても描かれることが多い印象のファッション業界。

一見楽しそうで華やかなイメージがあるかもしれませんが、実際のファッション関係の仕事にはどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは代表的な職種を紹介していこうと思います。

デザイナー

ファッション関係の仕事で真っ先に思いつくのは「デザイナー」の仕事ですよね。

ココ・シャネルやイブ・サンローランなど、伝記映画が作られるような歴史的な偉人も多い花形の職業といえます。

しかし、デザイナーやファッション関係の仕事というと、大人の女性向けの洋服をデザインする人というイメージを持つかもしれませんが、実際には男性向けや子ども向け、スポーツウェア、鞄や靴、財布などの服飾小物専用のデザイナーもいます。

おしゃれでかっこいいことを重視してデザインするだけでなく、子ども向けであれば安全性や機能性もしっかりと考える必要があります。

また、スポーツウェアであれば競技ごとの特性や制汗性も考えてデザインをする必要があります。

普段着の洋服だけでなく、映画や舞台の衣装を考えるデザイナーも存在しています。そのケースは時代設定や登場する人物の性格に合わせた衣装のデザインが必要になります。

アカデミー賞には「衣装デザイン賞」という部門もあり、映画作品における衣装の重要性がわかるかと思います。

いずれにしても、作るものをイメージして表現する必要がありますので、「絵のうまさ」なども必要になる仕事です。

スタイリスト

ファッション雑誌に載っているコーディネートや、映画やドラマの衣装をセレクトするようなお仕事です。

ファッション雑誌の「トップス5種類とボトムス5種類で1カ月間着回しをする」などの企画で洋服のコーディネートを考えたり、映画やドラマでは役柄に合った衣装を考えたりします。

時代劇の衣装であれば時代考証の知識も必要になってきますし、現代のドラマであってもデザイナーと同様に役柄や個性にあわせて衣装を選ぶセンスが試されます。

また、タレントや俳優、政治家などはイメージを重要視しているので、職業に合わせて自分専属のスタイリストを付ける方もいらっしゃいます。

以前はどちらかというと裏方の仕事でしたが、最近ではスタイリスト本人のプライベートファッションがブログなどで話題になるなど、タレント的な活躍をする人も出てきています。

パタンナー

デザイナーが紙の上で創造したデザインを実際に布で形にするときに「型紙」を作ります。

その「型紙」を作るのがパタンナーの仕事となります。

平面で表現された「デザイン画」を立体的な製品にするための作業なのでかなり訓練された高い技術力が必要とされます。

バイヤー

デパートや通販サイトなど、いろいろな商品やブランド物を売るお店で、どの商品をどれだけ仕入れるのかを決める仕入れ担当のお仕事です。

自分でデザインやものつくりをするわけではありませんがその年ごと気季節ごとの売れ行きや流行りに敏感になり、見極める能力が必要とされます。

時代を先取りする能力ともいえるでしょう。

仕入れたものが売れ残ればお店は在庫を余分に抱えることになります。

逆に仕入れ数が少なければ販売機会を取り逃すことにつながるので、小売業界の売り上げを左右する責任重大な職業です。

ショップスタッフ

ショップスタッフは実際に店舗に立ち、お客様に商品を販売する役目の職業です。

特殊な経験や資格などは必要ありませんが、お客様と直接接することになるので実際にはお店やブランドのイメージを決定づける重要な仕事です。

服を買いに行ったときなどに、店員さんが好きだからあのお店で買い物をするというような経験があるのではないでしょうか。

売り上げも抜群で、見た目のおしゃれな「カリスマ店員」なんて呼ばれる方もいるくらいです。

このようにファッション業界の仕事は様々です。ただ、どんな職業を目指すにせよ、基本は「ファッションが好き」という気持ちがあることです。

「おしゃれが好き」「洋服が好き」という方は、ぜひ一度ファッション業界の世界に飛び込んでみることをおすすめします。

ファッションやデザインについて学べる通信制高校

実際にファッションに関して学ぶことができる通信制高校にはどのようなものがあるのでしょうか。ここからはファッションやデザインの勉強ができるおすすめ通信制高校を紹介します。

ヒューマンキャンパス高等学校

ヒューマンキャンパス高等学校では高校卒業資格の取得と並行して専門課程としてのファッションを勉強することができます。

母体である「ヒューマンアカデミー」専門学校と連携して、最新設備を整えた学習が可能になっています。

ファッション業界で活躍する先生方にファッションの知識を一から教わることができ、ファッションショーなどのイベントのスタッフとしても関わることができます。

また、実際にお店やブランドをプロデュースすることでファッションセンスを磨き、「デザイン」「制作」「ビジネス」の3つの基礎的能力を身に着けた業界のスペシャリストになることを目指せます。

受講形態は週に1~5日まで通学日数を自分で選ぶことができる通学型と、自宅学習が中心となる一般通信課程があります。このように生徒のニーズに合った形態を選ぶことができ大変人気があります。

また専門課程を取る前に自分に向いているかどうかを調べることもできます。

鹿島学園高等学校

教育業界に高い実績をもつ鹿島グループが運営する鹿島高等学校です。

高卒資格を取るカリキュラムとは別にオプションコースとして設置されている「ファッションデザインコース」と「ファッション専攻」と「ジュエリー専攻」があります。

「ファッション専攻」ではファッション業界トップ校と連携して、本格的に施設でベテラン講師陣の中で服作りの基礎知識や技術を学ぶことができます。

普段着だけでなく、バレエ衣装やかばんなどを作成しながら、コンテストへの出品・入賞を目指します。

実力に合った具体的な目標をクリアしていく中で、将来ファッション業界で活躍したいくための第一歩を踏み出す準備をサポートしてくれます。

「ジュエリー専攻」ではシルバーアクセサリーから本格ジュエリーまで、熟練講師からの的確な指導と制作、デザイン技術を一から段階的に学ぶことができます。

このようなステップを踏むことにより、宝飾業界への就職やジュエリーアーティストとして活躍する道を開いていきます。

N高等学校

各業界で活躍するクリエイターを多く輩出している専門学校「バンダイグループ」と提携したN高等学校です。

デザイン関連の授業をネットから無料で参加することが可能です。

授業では有名ブランド「MIKIO SAKABE」のデザイナーで、人気アイドルの衣装デザインも手掛ける坂部三樹郎氏をはじめとする第一線で活躍するデザイナーやスタイリストから最先端のファッションを基礎から学ぶことができます。

洋服の制作ではデザイン画の書き方からパターン、縫製と洋服作りに必要な一連の流れを身に着けられます。

また洋服のコーディネートに関しても流れのはやいトレンドの動きに乗りながら自分らしさも取り入れたスタイル提案のスキルも習得可能です。

他にもアイドルや人気キャラクターたちのような華やかな衣装をデザイン・制作するノウハウが身に付きます。

デザイナー、スタイリスト、ファッションプロデューサーとして活躍したい方向けの最適の授業が待っています。

ヴィーナスアカデミー高等部

ファッションやデザイン専門教育機関として50年以上もの歴史を持つのがバンダイグループの通信制高校サポート校です。

トータルビューティーについて幅広い知識が学べる同校では「ファッション専攻」においてスタイリストやプレスなど、ファッション業界で活躍できる人材を目指せるカリキュラムを受けることができます。

カラーコーディネートやスタイリング、校内のスタジオを使って撮影実習を行うこともでき、専門学校を母体にもつ同校ならではの実践的な授業の他、就職の際にアピールできるA・F・T色彩検定やファッションスタイリング検定を取得するための授業も受けることができます。

BLEA女子高等部

渋谷駅から徒歩4分に立地しているサポート校BLEA女子高等部通信制高校の過程で高校卒業資格を取得しながらファッションコースにおいてファッションについて基礎から学ぶことが可能です。

現役のショップ店長やスタイリストなど現場で働き、先生方からファッション業界で活躍できる知識や技術を学び、洋服だけでなくドレスやアクセサリーなどの制作の実技を重ねます。

そのうえでファッションビジネス検定など就職に有利な資格の取得も目指せます。

また、新商品のPRの場であるプレスルームやブランド展示会などに参加して最先端のファッションセンスも磨いていきます。

学習の集大成としては生徒たちで一から作り上げたドレスを自らがモデルとなって舞台に立つファッションショーも行います。このように華やかな場を設けながらファッションについての知識や技術の習得を確かめていけます。

基礎から培ったテクニックと最先端のセンス、さらに政策の経験とファッションに関する強い資格を持って卒業できるので多くの人がファッション業界で活躍しています。

北海道芸術高等学校

全国の主要都市にサテライトキャンパスを持つ北海道芸術高等学校では「ファッション・ビューティーコース」においてファッションだけでなく、ネイルアートやヘアメイクなど、人を魅了する表現方法を身に着けることが可能です。

「トータルコーディネート」の授業では、札幌のサブカルチャーをけん引するsapporo Lolita Clabの三橋朝琴代表をはじめとした業界トップの講師陣を迎えており、デザイン画の基礎からコーディネート力といった服飾に必要な知識や実践的な商品知識に関しても学習でき、ファッション業界で活躍する力を養えます。

そのほかにもパーソナルカラー診断能力を養う「パーソナルカラー」やビジネスマナーの基本を学びます。

さらに接客技術を養成する「待遇」の授業など、ファッション業界に進むうえで必要な知識や技術を学んだ生徒たちは、卒業後全国各地の様々なブランドショップで新たなファッションスタイルを提案して存分に力を発揮しながら働いています。

あずさ第一高等学校

首都圏一円にキャンパスをあずさ第一高等学校では、それぞれの校舎に通う「キャンパススタイル」内にある「スタンダードスタイル」を選択します。

そして週4~5日通学することでファッション知識を学べる「ファッションコース」を受講することができます。

スタイリング専攻では芸能人や女性誌の広告モデルを担当している現役スタイリストの方の指導を直接受け、人の個性を活かしたスタイリング技術を学ぶことができます。

さらに、ファッションが映える撮影技術などの実践的なテクニックなどの現場で活躍するための技術も養うことが可能です。

ソーイング専攻では服のデザインに始まり、ロックミシンでの縫製まで担当するオリジナルカットソー作成に携わることができます。

そこで基本の技術からプロのテクニックまで学ぶと同時に、カラーコーディネートやスタイリングについても学習し、イメージに沿った服を目的や用途に合わせて作ることができるようになります。

キャンパスにより受講できる専攻が異なりますのでお申し込みの際は注意が必要です。

桜が丘学園高等部

東京都千代田区にある本校で受講のできる「総合芸術科」のファッションコース」です。

ここでは高校卒業資格を取りながら、第一線で活躍していたプロの先生たちのもとでデザイン画やパターンメイキング、さらにソーイングテクニックなどを学び、多岐にわたるファッション業界での仕事に就くことを徹底的にサポートしてくれます。

同時に色彩やグッズのコーディネートなども勉強できるので生徒ごとでファッションセンスを磨け、好きなファッションスタイルを自分で構築することができます。

授業では若者に人気のゴシック&ロリータ、パンク、ビジュアル系のテーマを絞り込んでおり、それぞれの専門分野への進路選択において強みとなります。

デザインフェスタへの出店や春と夏に開かれるファッションカレッジ桜ケ丘のファッションショーへの参加などそれぞれが学んだ技術を存分に発揮し、評価されることで将来の自信にもつながっていきます。

おわりに

今回はファッション業界の仕事の種類から、ファッション知識を身に着けるための通信制高校まで紹介しましたがいかがでしたか。

実践に勝る勉強なしとも言いますが、ファッションにおいては「頭」というより「心」で感じることが大切です。

通信制高校で勉強するにしてもファッション業界で実際に働くにしても、あなたの心がときめいているかどうかが一番重要なことです。

ファッション業界で働くということは他人をときめかせるお仕事に就くということですから、そのことを常に忘れずに進んでください。

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