通信制高校に通ったら就職に不利って本当!?具体的な対策もご紹介

通信制高校は卒業後に就職をする場合、不利だということを耳にしたことはあるでしょうか?
インターネットで調べると、不利だという情報が多数で通信制高校生には不安に思えますよね。

今回は、通信制高校からの就職は不利なのか、徹底解説していきます!

通信制高校からの就職の現状とは?

通信制高校から大学進学、専門学校へ進学、就職などの道に進む人達も多いですが、その他の道に進む人も実は4割近くいます。

その他の道とは職業訓練校に入学する、進路不明、定職に就かずフリーターやニートなどです。では、どうして通信制高校に通ったのにフリーターやニートになってしまうのでしょうか?

そもそもビジョンが見えない

高卒資格を取れればいいと思って入学したけれど、その先の生活が見えずに時間が過ぎていき卒業してしまったという場合です。

結果として何をすればいいか分からず、フリーターやニートになってしまうということですね。

多忙である

勉学や仕事による負担に耐えて進路を確定させるのは大変だと言えるでしょう。特に、大学進学の場合は通信制高校だけでは不十分なため予備校で勉強する必要もあります。また、就職の場合も資格の取得やアルバイト等ふつうの高校よりも忙しい日々を送ることになってしまいます。

通信制高校に通う人は家族や本人になんらかの問題がある人がほとんどですので、そんな彼らがかなり忙しい生活を送るのは酷なのかもしれませんね。

通信制高校は就職に不利?

では、通信制高校は就職に不利というのは本当なのでしょうか。

履歴書

履歴書上ではマイナスには働きにくいです。というのも、通信制高校でも、全日制高校でも定時制高校でも、全て同等の高校卒業資格となるのです。

履歴書に通信制課程等書く必要もありませんし、普通に履歴書を見られただけでは採用側にバレないのです。

マイナスイメージをなくす!

もし、仮に通信制高校かどうか聞かれたら正直に話す必要はありますが、採用側も通信制高校に対して無知で勝手にマイナスイメージを持っている場合が多いです。

しっかりと誤解・偏見を解き、頑張ってきたことを伝えて偏見から就職が不利にならないようにしましょう。面接官の価値観を変えるぐらいの熱意を持ちましょう。

通信制高校卒で就職を有利に進めるには?

通信制高校は毎日通うわけではないので、自由な時間が多いですよね。そのため、自分磨きに時間をかけるべきです。

正社員として採用してもらうには、アルバイト採用と違い対策を練った上で会社選びや採用試験を受けなければいけません。

対策は様々な種類があるので、紹介していきましょう!

高校選び(就活面)

就職指導に力を入れれている高校を選びましょう。通常、通信制高校にも就職課やキャリアサポート等の役割を受け持つ場所はありますが、一部の通信制高校ではない所もあります。

先に就職課キャリアサポートがあるかをチェックしておくのがベストでしょう。

高校選び(教育面)

専門知識は特定の職場ではかなりの武器になりますので、専門的な内容を学べる高校を選びましょう。

このような高校の卒業生は即戦力となるので、通信制高校の中でも専門学科の卒業生の就業率は普通科と比べて2倍も違うのです!

私立の通信制高校は専門知識を学べる学校もたくさんあります。学校の方針によっては登校回数、授業は普通科の通信制高校よりは増えるかもしれません。しかし、全日制の高校に通うよりも余裕を持って即戦力となる専門知識を学ぶことができますよ!

ハローワーク

学校に就職課やキャリアサポートがなくても、一部の自治体では若い人向けのハローワークを開いている所もあります。機会があったら是非行ってみましょう!

資格

そのまま就職をするのであれば、ビジネスで役立ちそうな資格を取るのがおすすめです。資格を取得できれば履歴書にも書けるので、熱意が履歴書から伝わり就職が有利になる可能性があります。

資格の取得をサポートする通信制高校もたくさん存在するので、学校のサポートも使って資格取得を目指しましょう。自分の視野を広げるきっかけにもなりますよ!

アルバイト

アルバイトで実践を詰むことも非常に重要です。実際に働かないと分からないことってたくさんありますよね。例えば敬語の使い方や時間を意識すること、報連相などです。アルバイトでの経験、1つのアルバイトを長く続けたという実績は就職活動の際も、アピールポイントになるため有利に働きますよ!

また、専門的な内容でないと学校で習った知識は社会経験に直接的に生きることはありません。そのため、企業は採用した人へ様々な研修を行い、自社に見合う人材を育てることとなります。

しかし、人を育てるには当然人件費などのコストがかかりますよね?そのため、企業は育成コストを抑えるため、また、長く続ける人材を求めるため、長く続けているアルバイトから正社員に登用する場合があります。長く勤めているのなら、基本的な研修などの手間がなく、実績もあるので企業側からしても学歴を気にする必要はありませんよね。

早い段階から自分がやりたい仕事を定めてアルバイトから正社員登用を狙うのもアリでしょう。

進学という道

通信制高校を卒業した後、経済的に余裕がある、いじめや不登校などの原因で働ける状態にない人は進学も視野に入れてみて下さい。求人の選択範囲も広がり、職業選択の幅も広まることになります。

しかし、大学も専門学校もしっかり勉強をしなくては卒業は不可能なので、ご注意ください!では、通信制高校から大学を卒業して就職をする際、影響はあるのでしょうか。

大学卒業後の就職活動で気をつけることとは?

結論から言うと、大学進学が就職に不利に働くことはほぼありません。

就職活動でよくチェックされるのは最終学歴と学校の成績のみと言われています。就職活動は多くの人が参加するものであり、人気企業ですと多数の応募者がふるい落としにかかります。その中で、通信制高校に通っていたことが影響する可能性はないとは言えないでしょう。

通信制高校という経歴

通信制高校に通っていたことを聞かれたら、相手が納得するような理由や前向きな理由、そこで得た経験を伝えれば問題ありません。

通信制高校から大学に進学することは決して楽な道ではありません。体調が理由で通信制高校に進学したのであれば体調を整えるなど、何かしらの対策を行う必要がありますが、そこからの進学は、それらを乗り越えてできたということなので就職の際、強いアピールポイントになりますね!

就職情報の収集方法

通信制高校によっては進路指導が行われない学校もあります。その場合、自分がどんな仕事に就きたいかをはっきりと考え、自ら情報収集することが大切です。

なんとなく、働かないとな…と思っていてはいつになっても就職先を絞ることはできません。
特に指導がない場合は、自分で就職情報を集めましょう。

ここからは、就職情報の集め方についてご紹介していきます。

インターネット

インターネットを見てみると、高校生用の就職サイトもあることが分かります。登録すると自分に合った求人情報が届くので、情報を集めやすくおすすめですよ!また、インターネットには就職活動で必須となる知識がつく記事もたくさんアップされています。

定期的に見て就職活動を有利に行えるようにしましょう。

アルバイト

興味のある業種や業界に飛び込んでアルバイトをすることもおすすめです。実際にそこで働いている社員から情報を得られますし、近しい体験もできます。

最も効率的な情報収集方法ではないでしょうか?

最後に:就職に不利かどうかは自分の行動で変わる!

いかがでしたか?通信制高校に通っている、もしくは通っていたからといって必ずしも就職に不利になるとは限りません。

全ては自分の行動で変わるのです。

どんな経験をしたのか、どんな資格を取ったのか、どんな知識を付けたのかは人それぞれとなります。学校の種類が個人の就職に直接影響を及ぼすことはほとんどないと言っていいです。

まずは、一歩進んで何かに挑戦してみてはいかがでしょうか。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする