通信制高校に通う生徒は、学校やサポート校によってさまざまなサポートや支援が施されています。今回はその中から、「海外留学」について紹介していきましょう。
通信制高校に通おうとしている方や、海外留学について興味のある方には見逃せない情報が詰まっているのでぜひ最後まで読んでいってください!
そもそも通信制高校から海外留学に行けるの?
海外留学に行ける!
そもそも「海外留学」と言うと、基本的に大学生や社会人が個人の責任で行くものだという印象を持っている方も少なくないかもしれません。
しかし、通信制高校では海外留学への挑戦を認めているだけでなく、それに対してのサポートをしてくれている学校もあるのです。
高校によって、留学期間やサポートについての違いがありますが、近年では留学したい生徒に対して嬉しい環境がそろっているようです。
卒業単位として認めている通信高校も
海外留学に対して積極的な姿勢を示している通信制高校では、留学先での取り組みを卒業単位の一部として認めてくれます。
高校によっては、卒業に必要な単位の内、およそ半分を留学先での学習で達成することもできるのです。
また、留学先にサポート校が設置してある通信制高校もあり、海外での学習面だけではなく、生活面についてもサポートを受けることができます。
高校在学中に海外留学に行こう!
豊富なメリットがある!
高校在学中での海外留学はあまりメジャーではありませんが、実はこの時期に行っておいた方が良い理由があります。一つずつ確認していきましょう。
①現地で生の外国語を学べる
海外留学によって現地の言語を生で聞くことができます。
「当たり前だよ!」と思うかもしれませんが、留学先ではどこに行っても海外の言語しか見られないし、聞けません。
学校の授業で何となく勉強していた言語に直接触れることで、語学学習に対する意欲も上がり、学習に対して積極的な姿勢でいられることでしょう。
②コミュニケーション能力が向上する
日本語が通じない留学先にいるため、積極的に英語や現地の言葉で意思疎通をしなくてはいけません。
また、語学留学を目的として海外に来たのなら自分から海外の学生や大人たちと会話をするべきです。
留学先で過ごした経験は、他人とのコミュニケーションの取り方を確実にアップさせます。
③視野が世界基準になる
海外留学の経験によって、視野が国外や世界規模に向けられるようになります。
海外留学先での人々との出会いや経験によって、将来の目標がより大きなものになることだってあります。
進学や就職など、さまざまな選択肢が与えられている高校時代に海外留学を経験することで、多角的な視点で進路について考えることができるようになります。
④大学入試や就職活動を優位に進められる
高校時代に海外留学をしたという経験は進路について考える時だけではなく、進学や就職活動の場面で直接的に役に立つこともあります。
海外留学での経験についてアピールできるということが、推薦入試や面接で有利に働くことでしょう。
⑤若いうちの「挑戦」と「経験」が自信につながる
近年、留学する手段や機会は増えており、「海外留学をしたことがある」という人は決して珍しくなくなってきました。
しかし、それでも若い高校生の時期に海外留学への「挑戦」と「経験」は非常に大きなものとなります。
語学の知識が役に立つなどといった直接的なことでなくても、留学の「経験」は次の「挑戦」のための勇気を与えてくれます。
そしてそれは今後の人生を歩んでいくうえで大きな「自信」となってくれるはずです。
デメリットも確認しよう
①多額の費用がかかる
海外留学と一口に言っても、期間の長さや目的によってさまざまです。
しかし、共通して言えることは「たくさんのお金が必要である」ということです。
留学先での授業料だけで100万円以上かかるところが多いようです。
もちろん、これに生活費や移動費用も重なるため、1年間だけの留学でも300万円以上かかることもあります。
海外留学に行くには、その分の資金もしっかりと準備しておく必要があります。
②通信制高校の課題と両立しなければならない
留学先での学習が卒業単位として認められていても、それだけで通信制高校を卒業するための単位を取得できるわけではありません。
留学と並行して、通信制高校の課題や勉強にも取り組まなくてはいけない場合があります。
高校によっては留学先でも生徒をサポートしてくれるところもありますが、基本的には自己責任で進めていかなくてはなりません。
③危険やリスクに見舞われるかも
また、海外は日本と比べて治安が悪いところが多く、犯罪や事故に巻き込まれる可能性もあるため、十分注意していかなくてはなりません。
留学先での新鮮な生活の陰に、危険な誘惑が忍び寄ってくることもあるため、対策を練ってから挑むようにしてください。
留学したいならぜひ通信制高校へ!
ここまでで、高校時代に海外留学を経験することにたくさんのメリットがあるということを理解できたことでしょう。
中には早く高校に進学して留学に行ってみたいなんて思い始めている方もいるのではないでしょうか?
でも少し待ってください!
せっかく海外留学に行くのであれば、長期間滞在して本格的に学びたくはありませんか?また留学に挑戦したいけど不安があるという方も多いと思います。
そんな皆さんには、通信制高校に入学してサポートを受けながらの海外留学をおすすめします!
通信制高校ならではのメリットがある
海外留学での取り組みを卒業単位として認められる
通信制高校によっては留学に対して力を入れている学校もあり、卒業するために必要な単位の一部として認めてくれます。
実際に、海外留学での学習が卒業必要単位の約半数を習得したことにしてくれる学校もあります。海外留学をサポートしてくれる通信制高校を選ぶ際には、そういった点にも注意して比較してみると良いですね。
登校日の「少なさ」を活かせる
そもそも通信制高校は、実際に校舎やキャンパスに登校しなければならないスクーリング日程が少ないことが最大の特徴である学校です。
一方で海外留学は長期間の連続した日程を必要とするものです。
一般的には、通っている学校や働いている職場を休むなど都合をつけるなどして、海外に行くための日程を稼がなければなりません。
そうです!
だからこそ、通信制高校と海外留学がみごとにマッチするのです!
指定された登校日が少ない通信制高校に通うことで、無理に都合をつけることなく海外留学に行くことができます。
日程についての不安要素が少なくなることで、海外での勉強や体験に集中して取り組めます。
通信制高校は海外留学と相性抜群であるというのは何よりのメリットですね!
通信制高校の課題を海外でもこなせる
先ほど、海外留学のデメリットとして、課題を留学先でもこなさなければならない大変さを解説しました。
しかし、裏を返せば、ネット環境さえあれば自分のペースで課題を進めることが可能です。
ネットに接続できる設備が整っているのならば、直接校舎やキャンパスに行かなくても高校の勉強ができるのが通信制高校の強みです。
留学先の勉強と両立することができれば、卒業単位数についても心配もなくなります。
サポート校の存在
また、通信制高校の中には海外にもサポート校を用意しているところもあり、現地での生活や学習も不安なく取組むことができます。
海外留学については積極的な通信制高校は増えてきていますが、本当に実りのある勉強や体験ができるかどうかはまた別の問題です。
留学費用に追加のコストがかかってしまうデメリットを含みますが、そう何度も行けない貴重な留学を悔いのないようにしたい方は、学校選びの際によく確認しておきましょう。
通信制高校から留学に挑戦してみよう!
ここまで読んでくださった皆さん、海外留学への興味が湧いてきましたでしょうか?
留学先では、今までの生活や人間関係だけでは得られなかった経験や学びが待っています。
そんな自身の成長や将来への展望の糧になる海外留学に行ける環境が、たくさんの通信制高校の中に詰まっています。
皆さんも留学サポートをしてくれる通信制高校に入学して、一度しかない高校生活を充実したものにしていってください!