入院しながら通える通信制高校を徹底解説

持病を持っているから毎日学校にいけない方や入院や検査が多いから授業についていけないと思い、高校進学を諦めてしまっていませんか。
是非通信制高校を検討して見ることをお勧めします。
週に5日学校に行かなくても、自分のペースで勉強を進めて年に数日だけ学校に行くという方法があります。
今回はその入学の試験や登校頻度など基本的な情報をご紹介していきます。
この記事を読んで、なんとなく通信制高校をイメージ出来た後更に興味が湧いた人は是非もっと詳しく調べてみてくださいね。

少ない登校で通信制高校を卒業する

まず始めに、通信制高校の基本情報から見ていきましょう。
今まで通信制高校について全く知らない人はどのように卒業する資格を得るのか、イメージ湧きませんよね。
それでは簡単に通信制高校と全日制高校の違いを見ていきましょう。

全日制と通信制高校の違い

まず始めに、通信制高校は単位を取得することで卒業に近づきます。どちらかというと大学みたいな仕組みです。
卒業するのに取得する単位の数が決められており、その単位数をクリアすれば卒業できます。
ちなみに、決められている単位数74単位です。それに加えてスクーリングと呼ばれる登校によって取得する単位分が30あります。
この記事を読んでいるみなさんはきっと通院や病気などの様々な理由でなるべく学校に行く日数を減らしたいと思っていると思います。
そのような方はなるべくインターネットで授業を受けることのできる学校を選ぶと思います。そのような学校の多くは、ホームルームのような特別な活動のみ行くことで特別枠の30単位分を取ることも可能です。
それでは、どのようにその単位を取るのかを見ていきましょう。
基本的に3つのステップによって構成されています。レポートを提出し、スクーリングという登校、単位を認定するための試験です。
実は、全日制の学校もこのような単位があります。
なので、1年間全日制の学校に通った人でも簡単に通信制高校に編入することができます。
全日制の学校は1年間で35単位の分の取得が決められています。
例えば数学で4単位必要な場合、一週間に4単位分の数学を受けます。さらに、決められている時間の出席をします。
そのあとに学年末テストなどの試験で合格することで、4単位取得したと認められます。
このように同じ単位として換算する方法もあるので気軽に編入できます。
これでみなさんは何となく全日制と通信制高校の違いがわかったので花でしょうか。
それでは続いて登校日数を減らす方法を見ていきましょう。

少ないスクーリングを利用する

通院している方や怪我で学校に行くことが大変な方はなるべく学校に行く回数を減らしたいですよね。
そこで大切になってくるのは先ほども説明したスクーリングの日数です。
スクーリングとは実際に先生と対面して教えてもらうことです。
主にやることは分からなかったところを解決したり、自宅での勉強計画を練ったりします。
中には普通のような授業する学校もあり、スクーリングの日数によって内容も変わってきます。
登校数を減らすにはできるだけ自宅で勉強し、スクーリングを減らしましょう。
そんな方にオススメするのは年に1回のみ登校するタイプと月に2〜4日登校する通信制のタイプです。
ここで注意しなければいけないのは、年に1回のみの登校は非常にありがたいですよね。
しかし、これは3泊4日〜1週間ほどの泊りがけになることが多いです。
更には、合宿に近い形なので少し遠いところで行われることもあります。
そこまで重度な病気でない方は大丈夫かもしれませんが、帰宅できないことが心配な方は通信制タイプの方がいいですね。
学校に行く日数が少ない分、どうしても自分で学習する時間が増えてきます。
具体的にどのように勉強するのでしょうか。それを見ていきましょう。

自宅学習する

通信制高校は登校日数が少ない分、自宅の学習が非常に大切になってきます。
通信制高校の単位を取るにはレポートの提出が欠かせないと言っても過言ではありません。
そのため、宿題はレポートの提出が非常に多いことが特徴です。
スクーリングの際に大体の授業計画を教えてもらえます。
それに沿って自分で参考書や教科書で勉強を進めていきましょう。
中には登校日数を減らすために授業をインターネットでする学校が多くあります。
これは動画を見て内容を深めることができる為、家にいながらもまるで学校にいるかのような効果を得られます。
勉強の内容に沿ってレポートの宿題を出されます。
それでは、どのようなテーマのレポートなのでしょうか。
多くは、「〜について」といった形式の説明が多いです。それ以外に選択形式の問題もあります。
このレポートをインターネットで提出したり、郵送したりすることで単位が認められます。
そこで注意するポイントがあります。
入院している方なかなか郵送できない方もいると思います。そのような方はなるべくインターネットで提出することを認められる学校を探すのも条件に加わってくるかもしれませんね。
更にしっかりとネット環境があるかどうかも確認することが大切ですね。

単位認定試験

そして、単位を取るのに一番欠かせないのが単位認定試験です。
レポートを出し、試験に合格すると単位を取ることができます
全日制と違うことは、試験で良い点数を取れなくても普段のレポートをしっかりとしていると合格できるところが多いです。
試験の範囲はあまり難しい問題は出されない傾向があります。
レポートなどを通してわからないところをはっきりにさせて、それを無くすことがポイントになってきます。
普段は勉強についていけない通信制学校に通う学生にはサポート校をお勧めするところが多いです。
しかし、今回はなるべく学校に通わないことがポイントになってきますので、メールなどで先生に気軽に質問できる状態が大切です。
そのため、しっかりとサポートしてくれる通信制高校を選びましょう。また、このように質問を気軽にできる環境があることは試験に合格するにも結びついてきます。

入学試験や編入試験

通信制高校っていいかも、と思った方が次に心配するのは入学試験や編入試験ですよね。
中には中学の学習内容が少し不安という方もいるのではないでしょうか。
また、全日制の学校に通っていたけど、途中で怪我したり具合が悪くなったりして通学できなくなった方は編入試験も心配ですよね。
そこで入学試験と編入試験についても簡単に見ていきましょう。

入学試験

それではまずは入学試験から見ていきましょう。
実は、通信制高校で学力をチェックしている学校約2割のみです。
残りの8割の学校学力よりも面接や作文を行なっています。
中でも公立の通信制高校9割以上学力試験を実施していません。
なぜ全く試験がないのでしょうか。
それは、通信制高校は不登校や家庭事情によって全日制高校に行けない人のためにあります。
また、仕事をしている社会人がやはり高校卒業資格を取りたいと思った方の多くを受け入れています。
そのため、実際の学力よりも本人のやる気などを見ることが多いです。
先ほど面接があると説明しましたが、実際の面接で聞かれることの例を見ていきましょう。
例えば、
「通信制高校を選んだ理由は?」
「高校でどんなことをしたい?」
「どんな勉強方法がいい?」
「自主的に勉強スケジュール立てられる?」
などの簡単な質問ですが、しっかりと意欲を確認されます。
また、作文も似たような問題が聞かれるのでそこまで心配はないでしょう。
その中でも面接や作文のどちらかで必ず聞かれる質問が「どうしてこの学校を選んだのか」です。
そこでしっかりと怪我や体調のことを伝えて、ネット学習が整っているから勉強しやすいなどといった前向きなことを伝えましょう。

全日制から通信制高校に編入

続いて全日制高校から怪我などが原因で入院してしまった方のために編入試験です。
実は、全日制の高校から通信制高校に編入するときはそのまま単位を移すことができます。
それでは心配な試験についてですよね。実は、テストは実施している学校は非常に少ないです。
多くの学校は面接と作文のみです。作文も勉強の熱意などが伝わるようなものなのであまり心配はないでしょう。
そして面接も入学試験同様に勉強の予定を立てるなどのためのものなので大丈夫です。
しかし、注意することが一つだけあります。全日制から通信制高校への編入は可能ですが、逆に通信制高校から全日制への編入は非常に難しいです。

入院しながらも通える通信制高校

それではいくつか登校日数が少なく、ウェブでの学習環境が整っている学校をいくつか見ていきましょう。

ルネサンス高等学校

まず、お勧めしたいのはルネサンス高等学校です。
理由はスクーリングが年に4日のみでさらに日帰りだというところです
場所は「ルネサンス大阪高等学校」と「ルネサンス豊田高等学校 豊田駅前キャンパス」の2つで選ぶことができます。
先ほども説明したように、多くの学校は年に4日のみの場合は合宿型が多いため、このように日にちを自分で指定できるのは非常に嬉しいですよね。
これくらいなら入院中や通院の方でもきっと大丈夫なのではないでしょうか。
またもう一つのお勧めのポイントは充実しているインターネットでの学習です。
学校からマイページが送られます。そこでスマホやパソコンで映像を見て授業を受けます。そのあと確認テストを行い、レポートに進みます。
確認テストができていいないとレポートの段階には進められないように設定されてあるため、着実に力もついてきます。
また、レポートはインターネットでそのまま提出できるので郵送する手間も省けます。
最後にレポートを提出した後に先生による添削と解説が送られて理解を深めることができます。
また、LINEを通してもコミュニケーションができるようになっているため、一人一人にあったサポートがされています。
入院でも怪我でもきっと安心して卒業できるでしょう。

明聖高等学校

2番目にお勧めするのは明聖高校です。
こちらも授業はスマートフォンやパソコンで24時間勉強することができます。
さらには、授業だけではなく、電気書籍を借りることができたり、受験のための指導講座があったりと非常に充実しています。
また、楽しく学ぶことができるように学校のWEB講座をゲームのようにサイバー学園と呼んでいます。
その中で自分のアバターを作り出し、顔や髪型をアレンジすることができます。
さらに、サイバー学園の中の教室も普通の学校のように黒板や机があるなどオリジナリティに溢れていて楽しみながら勉強が進められるため、原動力にもなります。
また、こちらもスクーリングは年に4回のみで、全国各地に場所が展開されているため、通いやすいでしょう。

サポートが充実している学校を選ぶ


怪我や入院によってなかなか全日制の学校に通うことができない方はぜひ通信制高校を考えてみてはいかがでしょうか。
学校を年に数日程度のみ通うことであとは自宅などどこでも勉強を進めることができます。
高校進学を諦めず、サポートが充実していて自分にあった学校を見つけましょう。
また、面談などでは先生に入院の旨を伝えることで先生もきっと対応してくれるでしょう。
そして、私立の通信制高校の方が確実に対応してくれる傾向があります。
ゆっくり自分のペースで学習を進めてみましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする